VW ゴルフ(1K型)スロットルボディーのトラブル
2012年モデル VWゴルフ(1K)のお客様から
先日、急に警告灯が点灯してアクセル反応がなく、2,000rpmくらいしか 上がらなくなってしまい
走行できなくて一度エンジンOFFで復帰した。
それが昨日も発生して怖いので診て欲しいとの事でご入庫いただきました。
点灯した警告灯は 「EPC」と、「トラクションコントロール(車が滑っているマーク)」
診断機では
どうやらスロットルバルブ系のトラブルが原因のようです。
検索してみると、スロットルボディーの清掃は結構ヒットするんですが、
トラブルがあまり見当たらない。
やっと見つけたのが、ロシアのSNSに投稿された事例で、スロットルバタフライの
リターンスプリングが折れていて、分解してそれを交換している動画でした。
発生している警告灯も同じだったので、早速お預かりしたゴルフのスロットルを開けてみると・・・・
スロットルボディーの制御基板内にオイルが混入していました。
リターンスプリングは折れていませんでしたので、おそらくこのオイルが悪さをしたのかと思います。
※当たり前の様に分解していますが、基本的には非分解です。
スロットルを通過するエアーに混じったブローバイオイルがバルブシャフトを伝って
入ったのだと思いますが、防ぎようがありません。
いつから混入したのか?長い時間掛けて入ったのか?短期間のうちに?
今回のトラブルは再現が難しいため、お客様にご説明し、一旦清掃してトラブルの発生がないかを確認して
頂くことになりました。 1万円程度。
また症状が発生したら交換しましょう。
尚、スロットルボディー交換の場合、134,000円+TAX+工賃 と高額です。
ディーラーさんだと一択の交換提案でしょうね。もちろんお客様の不安を考えたらそうなりますが
あまりにも高額ですから、これで直れば御の字。段階的な提案型の修理です。