さてさて、今日書いておりますのは長いお付き合いのお客様のストリーム、型はRN6のオイル漏れ修理です。
1枚目、2枚目の様に、点検、車検のたびにエンジンとミッションの下がオイルで汚れていて、
過去にヘッドカバーパッキンはもちろんの事、チェーンカバーオイルシール(フロントカバー)や
オイルパンのパッキンもやってみましたが一向に止まる気配がなく、だんだん症状も悪化してきました。
残すはクランクリヤカバーのオイルシール。
お客様には伝えていましたが、ミッションとエンジンの間にあるこの部品は
ミッションとエンジンを分離しないと交換ができないため、かなり大掛かりな
作業となります。
奥様がストリームを気に入っていて出来ればまだまだ乗りたいという事ですので
ここはちょっと費用がかかりますがオイル漏れ修理してしっかり直そうという事で
エンジンを下ろしてマウントなども交換していきます。
このドアップがクランクのリヤオイルシールです。
しかしとんでもない悪夢が始まる事をこの時は誰も想像していませんでした。
下の写真は掃除しているので綺麗なのですが、実は上の写真でシール交換が終わり、
エンジンを載せて、『完成!』し、一旦は作業完了したのですが、・・・・
10キロほどのテスト走行後にもう一度下の写真の部分を確認するとオイル漏れが😢
オイルシールの組付け不良か・・・ もう一度エンジンを降ろし、、、、確認してみると
なんと!このメクラからダラダラと漏れているではありませんか!!!!!!!!!
気が付かないよ!だってHONDAだよ?
この長い人生の中でこんなメクラからオイル漏れするなんて
初めてですよ!初めて!
こういうメクラはエンジンブロックの製造時に加工用の工具を通すため
一時的に加工用の穴を開け、用が済んだら蓋をするんですが
一般的には嵌め殺しのメクラを打つなどしてあるし、
過去メクラからオイルもLLCも漏れたことなんて経験なし。
まさかびっくりです。
なんとメクラがねじ式とは。
このエンジンには5か所くらい同じメクラねじがあって、もう2か所からも
漏れていました。
さんざん色々やってきましたがこれが原因だった
のかもしれないと思うと悔しくてなりません。。。
同じ型のエンジン積んだホンダ車で、オイル漏れに傾向があったら
疑ってみてください。