採用か?!『Dr.BAZOOKA!洗浄』画期的な自動車のエアコン洗浄サービス
気温も上がってきました。
エアコンのスイッチを入れる季節になると気になるカビ臭い匂い。
他には、
車を中古などで購入された時に気になる『前のオーナーさんの生活臭』などでしょうか。
こういったお客様には、市販のエアコン消臭剤を使う提案をしていますが、
ほぼほぼ一時だけのその場しのぎです。 理由は、匂いの元となるエアコン構造上の問題があります。
自動車のエアコン(空調)は、
室内の空気を吸って、冷媒で冷やし(エバポレーターと言います)、冷えた風を扇風機(ブロアファン)で
ドライバーや、他の搭乗者に送るわけです。
匂いは、
①シートや、カーペット、内装品など表面上に付着しているもの
と
前述した、
②エアコンのシステム(エバポレーター、ブロアファン)に付着しているもの
の大きく2つがあります。
シートや、カーペットは、まあ、洗ったり、拭いたりすることもできますが、
エアコンのシステム内の洗浄はバラバラに分解しないと拭いたり洗ったりすることが出来ません。
つまり、カーペットやシートを拭いたり、市販のエアコン消臭剤を使っても
表面の匂いの除去しか出来ないため、エアコンのスイッチをONにした途端に
システム内に付着した匂いが再度室内にばらまかれてしまうため
結果として、簡易的な匂い除去では一定期間しか効果が持続しません。
はい、分かっているんです。エアコンの内部を洗浄しない限り、
匂いは消えないという事を。でも分解しかない。。。
とここまでが、自動車業界数十年と変わらないエアコンの匂い事情。
まずは何十年経っても変わらないという事を覚えておいてください。
で、本題なのですが、
先日ショールームでボーっとしていると、つなぎを着た業者の方が
恐る恐る入ってきたので話を伺うと、営業に来たという事ですぐ断ろうと思ったんですが
押し売りでもないし、ただただあまり営業に慣れていない様子。
内容はエアコンの洗浄という事だったので頂いたプレゼン資料をみると
ここ数十年であまり見た事がないもので、
『エバポレーターを直接洗浄する画期的な消臭施工』とある。
『ほほう』
どうせまた一時的な洗浄剤の事だろうなとは思いましたが、それともまた全然違うようで、
とにかく聞いていただきたいと。
しかし、私は効果が目に見えるものしか信用しない旧型の人間です。
さらに、お客様からお金を頂く以上、なんちゃってな詐欺まがいの事も出来ませんので
納車待ちで待機していたこちら、中古車のダイハツ ウェイク に施工してもらい、納得出来たら
当社で扱いますという事でデモ施工をお願いしました。
中古車としては綺麗な方で禁煙車ですが、当然ながら新車のような無臭ではありません。
何かしらの匂いは付いているわけです。
ちょうど、このウェイクは商談時に室内全体に強めの芳香剤の匂い残りもありましたので
新オーナー様的には中古車だし仕方ないですよねと、このままでも問題なかったのですが、
サプライズで納車前にキレイにクリーンな状態にして驚いてもらえるか試せるし、
しかも新オーナー様は女性ですしここはグッドタイミングです。
では、施工の手順を監視(悪気はありません、慎重なだけ!)しながら
お手並み拝見といたしましょうか!
エバポレーターにどうやってアクセスするのか?
エアコンフィルター、ブロアファンモーターを外すとその隙間からエバポレーターが
チラッと見えますが、手が入らないような隙間からどうやって????
どうやら、写真はNGという特許の専用カメラ付き洗浄機を挿入し、ipadでリアルタイムで画像確認してエバポレーターまで
アクセスしているようです。うまく撮れていませんが、エバポレーターが真っ黒なのが確認出来ました。
画像を見ながら先端から出る洗浄液(高圧洗浄)にて洗剤を吹き付けて汚れをどんどん流していきます。
室内が水浸しにならないか心配だったので確認しましたが、しっかり養生され、洗浄水は、車外に繋がっている
エアコンのドレンから排出されるため、全く心配なし。
下記は、1回目の洗浄で排出された汚水。これがにおいの原因になるカビなどです。
どうやらこの水がきれいになるまで工程を繰り返すようで、約3回くらいでOKとの事。
結構汚れていて正直、驚きました。
市販の簡易洗浄で
ここまで落とすのは無理です。
なるほど~と感心。
綺麗な、アルミ色のエバポレーターになりました。
外したブロアファンも埃、匂いが付いていますので外したついでに洗ってくれるそうです。
因みに、エアコンフィルターも新品交換が必須。
結構汚い。。。
次に、エアコンシステム、ダクト内の消臭施工を開始。
こちらも専用の消臭溶液を、ミスト化し、循環させるそうです。
ダクトはさすがに洗えないと思って気になっていましたが、なるほど。
うーん、徹底してる。
これで終了と思ったら、
シートの奥底に眠る匂いの元を招集するため、しっかり奥まで消臭。
(これもしかして全部のシート表面全部やるのかな・・・・)
ここまで、結構時間かけてます。
『デモだからいつもより丁寧にやってませんか?』と失礼ながら聞いてみましたが、
『いえ、これが通常の作業です』 との事。
だって、デモと、お客様の車を実際に施工するのと違いがあったらおかしいですから!
ここまでやるそうです。
やっとシートが終わったのでこれで完了かと思いました。
そしたら。。。
室内全部
やるんですね・・・・・
そしたら今度は、別の溶剤を噴霧。
今度は仕上げの防カビコーティングだそうです。
これも室内全体に吹き付けます。
しっかり乾燥させて、、入念なチェック。
施行直後は、溶剤の匂いが強いので前から残っていた芳香剤、使用臭はまったくない。
数日経ってまた匂いが復活しないか そこがポイントです。
完成!
この数日後、新オーナー様へ納車です。
数日間、ドアを締め切り、匂いが籠っていないか、復活していないか、確認しましたが
溶剤の匂いも少しづつ落ち着き、納車前にはほぼ『無臭』の状態に。
いよいよ迎えた納車の時に
『前に来てもらった時と匂いどうですか~?』
この施工の事は黙ってさりげなく聞いてみる。
『前の匂い・・・あれ?しない!えっ!?』
匂いに敏感な自分も、匂いが消えたことは分かっていましたが、
私の嗅覚が慣れてしまったかもしれないので、他のスタッフにも確認し、
やはり匂いが消えている事を確認してあったのでこのリアクション、
実際に匂いが消えた事を実体験し、これは新しいオプションとしてぜひ使いたいと
無事『Dr.BAZOOKA洗浄』採用となりました。
正式契約し、公式HPにも当社の名前が載っております。
匂いを100%消すことは難しくても、人間が感じる匂いの大半はこの施工で十分な
効果があると確認出来ました。
中古など購入されてどうしても気になるお客様はぜひこの施工を試してください。
しかも2年も保証付いてます、最初はそんなに保証して大丈夫?心配しましたが、これも施工に対する
裏付けあっての事だそうで、一度施工して(エアコンフィルターは定期交換が必要)持続的に
快適な室内空間が保てそうです。
長年、車の仕事して色んな車に乗せて頂いてますが、ほんと1台1台匂いが様々です。
不快でなければそのままでも良いと思いますが、匂いがなくともカビ菌は体に良くないですしお子様
がいらっしゃるママさんも車購入の最初にやっておくと安心ではないかと。
当社にて『Dr.BAZOOKA洗浄』採用後、早速多くの問い合わせ、施工が入りました。
匂い気にしている人がこんなにいたとは正直びっくり。
ぜひお勧めしますので詳細は原自動車株式会社までご相談下さい。