ポルシェボクスター(986)エンジン不調修理 タンクベントバルブ交換
エンジンが止まってしまうという事でお客様の所に
引き上げに行ってきました。車は1998年のボクスター2.5Lです。
真っ先に
「エアマスセンサー」 か、「フューエルポンプ」が思いつきました。
しかし、この車両そういえば予防整備で数か月前にフューエルポンプ交換したのを思い出し、
エアマスだろうとテスター診断するもフォルトコードの履歴はなかった。
何回かエンジンを掛けたりしているうちに、給油口付近で異音を発見。
インナーフェンダーをめくって給油口に繋がるベンチレーションをみていくと
エアーが吸引されているような音がヒューヒューとしてる・・・
過去にない怪現象だったのですが、辿っていくと
エンジン左バンクのインマニしたにある「タンクベントバルブ」に到着。
分かりやすく説明すると、
ガソリンタンク内の圧力が上がるとタンクが膨張しちゃう(気化ガス)ので
その圧力をエンジンに戻し、吸気エアーと一緒に再燃焼させています。
おそらくこのバルブはそれを制御しているので壊れれば気化ガスが常に
エンジン吸気に流れ込み、不調を生じさせている可能性はある・・・
試しに、インマニ吸気接続とバルブ間のホースをつまむと・・・・うん、快調。
この修理は初めてでしたが給油口付近の異音に気が付かなかったら
結構はまっちゃうパターンの修理でした><b ホッ♪
新品に交換してアイドリングも落ち着き完治。
あんまり知られていない部品?なのでいい勉強になった事例でした。
タンクベントバルブ交換 | 部品 22400円 | 工賃 12000円 |