マツダ RX-8のクラッチ交換とDIYの事。
今日はマツダのRX-8のクラッチ交換でっす!
交換自体は特に書く必要はありませんが、
作業途中とんでもない物を発見したのでご紹介したいと思います。
そして最後にちょっと偉そうな事言ってます(笑)が、
とても重要な事なので書かせていただきました!
まずはマフラー外し。。。
次にパワープラントフレーム(PPF)、プロペラシャフトなどなど外していく。。。
ミッション分離。
クラッチ外して・・・
クラッチプレートも限界ですね。。。
新しいクラッチを組む前に、パイロットベアリングを交換・・・
「!!!」
「ローラーがいない。」
左が外したパイロットベアリング。右が新品。
このベアリングは、トランスミッションのメインシャフトを
支える重要な部品です。
そう、ベアリングのローラーがなかった、いえ、と言うより
ローラーの破片も綺麗に見当たらない事から推測すると
この車両前回のクラッチ交換の時にパイロットベアリングが
破損していたにも拘らず無視してそのまま組んでしまっていたようです。
オーナーさんは中古で買っていますからどこでやったものか不明。
ちゃんとした車屋さんなら絶対こんなヘマはしないと思います。
最近ではSNSやYoutubeで見かけるDIY。
動画付きの取扱説明書のように道具をそろえ手順のまま
見ながら行えば素人の方でも出来るでしょう。
専門知識がある上でやるのは結構ですが、
例えば作業伝票に「クラッチ交換 ***円」とあっても
作業を行う段階で一つ一つ細かな知識と経験で
アンテナを張りチェックしながら行っています。
使う道具もホームセンターで売ってるようなものでもありません。
どんなに小さな部品も
使うグリスも塗り方も締め付けトルクも全て理由があって
組まれているのが自動車です。
DIY。もちろんご自身でやるのは問題ないのですが
結局大きな修理を誘発する作業を行っては元の木阿弥。
任せるとこは任せる、
自分でやるところは自分でやる!
分からなければ聞いてみる!
これが本来のDIYではないでしょうか?
原自動車ではただお仕事を受けて仕事するばかりではありません。
もし自分で交換したい、する、という方にはコツのアドバイスもしますし
止めた方が良いケースがあれば止めます。
スタッフは元々車好きです。自分でやってみたいっていう人には
ついつい応援したいってのが本音なんですよ。